担当:浅見 博 技術専門職員,矢口 久雄 准教授
皆さんは「魔鏡」というものをご存知でしょうか? 見た目は普通の鏡ですが,光を当てて黒い紙などに投影すると,鏡の背面に刻まれた文様が浮かび上がるというものです.古くから鏡は祭祀(さいし)に用いられたと考えられており,このような不思議な「魔鏡現象」も人々の信仰心を集めることに役立っていたのかもしれません.古代の方法で魔鏡を製作するのには大変長い時間がかかるそうですが,本テーマではレーザ加工機を使って魔鏡の再現に挑戦します.
図1は試作品になります.見た目は普通の鏡ですが,図2のように光を当てて投影した像にはドラゴンの絵や「群馬高専」の文字が浮かび上がります(肉眼で見ると,もっとはっきりとわかります).今回はオンライン開催ということで約30分の解説動画(100
MB程度)を視聴していただき,魔鏡とレーザ加工について学んでいただきます.受講いただいた方には,後日,好きな文字を1文字選んでもらい,それをレーザ加工したオリジナル魔鏡をプレゼントします(郵送は日本国内に限定させていただきます).
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図1 見た目は普通の鏡です.
図2 光を鏡に当てて黒い紙などに投影すると絵や文字が浮かび上がります(左:ドラゴンの絵,右:「群馬高専」の文字)
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